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タカモリ・トモコさんの、代表作のひとつ。
いちばん最初にタカモリさんがつくったあみぐるみは、
このボンジュールくんの原型でした。
うまれてはじめて編んだものをベースに、
すこしずつ変化が加わり、この形になったのです。
「もともとの発想はダックスフントだったのに、
編んでいくうちにどんどん道からはずれて
みょうな形になってきたんです。
それでもかわいいものにしたくて、
その思いだけでたどりついた作品だと思います。
布のパンツをはいているのは、
全体のバランスを整えるためと、
黒いボディに色味を加えたかったという理由です」
(タカモリ・トモコ談)
長いあいだに幾体もつくってきたため、
ボンジュールくんには制作年代によって違いがあります。
この作品は、洗練されていて都会的で、
目が大きいのが特徴なので、
「ボンジュールくん・ラブリー」と命名されました。
「ボンジュールくん」シリーズのなかには
旅行会社JTBの広告キャラクターとして採用され、
「ルックン」という名前で活躍した個体もあります。
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